はじめに

自分で言うのもなんですが、筆者は面倒くさがりな性格です。
日がな一日、ずーっとベッドでゴロゴロしていたいです。
仕事でもプライベートでも、無駄なことは一切やりたくありません。
なんなら、必要なことさえ極力やりたくないです。
たとえば、
- 基本姿勢として、定時になったら即帰宅
- 新しい業務はイチからやりたくないので、まずマニュアルやテンプレートの有無を確認
- ご飯を作りたくないとき用に買った冷凍パスタは、即消費
みたいな感じで、ズボラで怠け者です。
ですが、職業訓練で出会ったエンジニアの方には「そういう性格の方がエンジニア向いてるよ」と言っていただけました。
なんとなくですが、エンジニアは真面目な人の方が向いていると思っていたので衝撃でした。
ですが言われたことに思い当たる節もあり、確かにそうかもと思える部分もありました。
(筆者が職業訓練を受講することになった一連の話はこちら)
今回はそこで聞いた話をベースに、面倒くさがりがエンジニアに向いている理由をお話しします。
エンジニア適性チェック

上司から段ボールを10個運ぶよう指示されました。平坦な道で50mほどの距離、運べなくはない程度の重量です。あなたはどうしますか?
- 黙って1箱ずつ、10往復する
- とりあえず周りに台車がないか探す
- 誰かに「一緒にやりません?」と頼む
- 「そもそも運ばないで済む方法」を考え始める
2,3,4を選んだあなた。
工夫しようとしたあなたはすでにエンジニアマインドの持ち主です。
では1の「黙って運ぶ」を選んだ人は向いていないのでしょうか。
そんなことはありません。面倒くさいと思う気持ちは大なり小なり、誰でも持っているものです。
たとえば、この作業が毎日続いたら?あるいは、段ボールが50個に増えたら?
きっとこう思うことでしょう。

もっと楽な方法ないかな?

それこそがエンジニア的なマインドです。
面倒くさがりこそがエンジニアに向いている理由

エンジニアの業務というのは、そもそも「効率化」や「自動化」です。
- たとえば、人の手でやっていた作業を機械に置き換える。
- たとえば、複雑な手順をワンボタンで完結させる。
つまりエンジニアとは、「もっとラクに」「もっとスマートに」やる方法を考えて、仕組みとして提供する仕事なんです。
これは業務の本質だけでなく、実際にプログラムを書く場面でも同じです。
同じ処理はループを使って1行にまとめたり、過去に誰かが書いたコードを再利用したりすることで、無駄を省いて効率的に仕上げていきます。
ここで重要なのが、面倒くさがりな人の思考パターン。
無駄を嫌い、力技で解決するよりも、「もっとラクにこなす方法」を自然に考えられる。
まさにそれが、エンジニアにとって必要なことなんです。
まとめ

面倒くさがりな性格って、これまではなんとなく“悪いこと”のように思っていませんでしたか?
でも実は、それはエンジニアの本質である「効率化」「自動化」につながる重要なマインドです。
- 無駄なことは極力したくない
- 同じ作業を繰り返したくない
- できるだけラクをしたい
そんな気持ちがあるからこそ、効率的なやり方を探し、仕組みを作り、結果的に誰かの役に立つ。
それがエンジニアという仕事です。
「自分、面倒くさがりだから向いてないかも」と思っていたあなた。
その性格、実は立派にエンジニア向きでした。
この記事を読んで少しでも興味が湧いたら、こちらを参考にプログラムに触れてみてはどうでしょうか。
以上です。参考になったら嬉しいです。
コメント