- SESへの転職を考えている、コミュニケーションが苦手意識がある人
- SESに参画した人の体験談が読んでみたい
はじめに

「SESって、人間関係ラクそうだし、コミュ障でも大丈夫そう」
そう思ってませんか?
実は、SESにはコミュ障の人が苦労する理由があります。
私自身もSESで案件に参画した中で、かなり焦った経験があります。
この記事では、その体験談とどう乗り越えたかなど、苦労する理由と対策をお話します。
参考までに私のプロフィールは以下になります。
○事務8年→職業訓練を経てSE転職、現在3年目
こちらはエンジニアにキャリアチェンジした際の体験談です。
SESと受託開発時代のギャップに驚いた体験談

まず、SES絡みで私にとって印象的だった話を一つさせてください。
とある派遣先で委託元の担当者から説明を聞いているとき、ふととってしまった態度について厳しく指摘されたことがあります。
一応フォローしておくと、後で調べたところ、私のとった態度自体は失礼にあたるものではありませんでした。
ですがその方の指摘自体がかなり強めの口調で、正直かなり焦ったのを今でもよく覚えています。
私がその現場に参画する以前は、受託開発の会社で働いていました。
とはいえ現地試験に行ったりもしており、他社の作業員やお客様など、いろいろな方と話してきました。
ですが、一度もそのような態度を取られたことはありませんでした。
だから、油断していたのかもしれません。
私はイメージとのギャップにとても驚きました。
「些細なことでもクレームになる」と感じた私はそれ以降、その方には常にお客様として接するように気持ちを切り替えました。
コミュ障が苦労する理由と対策

理由
- 「派遣先=お客様+お客様のお客様」だから
先ほどの話で出てきた委託元の担当者がピリピリしていた理由について、私なりに考えてみました。
私の立場としては三次請け。
委託元担当者は二次請けで、さらに上位の元請けの作業環境に入らせてもらうような状況でした。
つまり「お客様のお客様」の現場に入る形になります。
もし私が委託元担当者と同じ会社であれば、ある程度人間性もわかっているはずです。
ですが私は社外の人間であるため、さらにその先のお客様相手に粗相をしないよう、いつも以上に厳しくチェックする必要があったのでしょう。
- 案件が変われば関係構築もやり直しになるから
派遣先ではSES人材は社外の人間です。
馴染むのも大変ですし、馴染んだとしても次の案件では人間関係も仕事の信頼関係もイチから作っていかなければなりません。
また、案件切り替えの際はそれなりにカロリーを消費します。
会社のサポートがあるとはいえ何度も就職活動をするようなものですので、その点は覚悟が必要です。
技術面以外での環境によるストレスは、社内だけの付き合いに比べるとはるかに大きいです。
対策
- 最初はできるだけ「お客様対応モード」を意識する
担当者や初めに会う方は管理者の立場であることが多いです。
部下や外注先相手のようなフランクな姿勢で対応されますが、油断せずお客様として接しましょう。
- 長期の案件に参画する
- チーム単位で派遣しているSESを選ぶ
- そもそもSESではなく自社開発の会社を選ぶ
こちらは案件選択、会社選択で頑張りましょうという話です。
SESは各社で、案件が選べるであったり、未経験でも安心の制度が整っている等の「ウリ」があります。
とは言っても結局は派遣されるので、会社との接点は少ないです。
だからといって適当に選ばず、求人をよく見て選びましょう。
まとめ――SESは注意点もあるが、それを押さえればむしろアリ

「SESでの案件先はお客様のお客様だから、その距離感にコミュ障は苦労する」という内容でした。
ここまで注意点を挙げてきましたが、コミュニケーションが苦手な人でもSESを選ぶメリットは当然あります。
- 同じ会社内での慣れあいがほぼない
→初対面の人とはそこそこ話せる人や、会社付き合いは不要と考える人は向いています。 - 能力が収入に結び付きやすい
→実力主義の会社が多く、一定以上の技術力がある人は収入アップが見込めます。 - 入社の難易度が低い
→とりあえず実務経験を積みたい人は一考の余地ありです。
SESはダメという話ではなく、大事なのはSESの働き方をきちんと理解したうえで選ぶことです。
あなたがコミュ障だとしても、これらのメリットに魅力を感じる人は転職先の候補に入れてみてもいいのではないでしょうか。
以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
私と一緒に人生アップデートしていきましょう。
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